囲碁から出来た言葉(その6)
2021/10/16
「先手を打つ(せんてをうつ)」「後手に回る(ごてにまわる)」
碁の対戦をするとき、先に打つ方を先手(せんて)と言います。後に打つ方を後手(ごて)と言います。先に打つ方が断然有利です。実力のある人同士の対戦では、必ず先手が勝つと言ってもいいくらいです。その差を調整するため、現代の囲碁では、後手の方に6・5目のハンデを与えています。
このことから、先に手段を講じて有利な状況を築くことを、先手を打つと言うようになりました。反対に、先を越されて不利な状況に陥ることを、後手に回ると言うようになりました。
その1(一目置く)を見る その2(布石)を見る その3(序盤)を見る その4(結局)を見る
その5(目算、目論見)を見る その7(駄目)を見る その8(死活問題)を見る