囲碁から出来た言葉(その9)
2021/11/6
「局面(きょくめん)」
碁を打ち進めるには、絶えず形勢判断をします。その都度その都度の形勢のことを局面と言います。局面という言い方は、碁以外の場面でも使われるようになりました。よくない局面であれば、打開しようとします。
「大局観(たいきょくかん)」
碁盤には、石を置く箇所が361(19×19)あります。その都度の局面の形勢判断をするとき、部分だけ見るのではなく、碁盤全体を見渡さなければなりません。
このことを、大局を見ると言います。大局を見る態度や能力を大局観と言います。部分だけにとらわれず、全体の状態を把握して、ものごとを判断する他の場面でも広く使われるようになりました。
その1(一目置く)を見る その2(布石)を見る その3(序盤)を見る その4(結局)を見る その5(目論見)を見る その6(先手、後手)を見る その7(駄目)を見る