「宇宙船」
武宮正樹九段は、碁盤の中央を大きく囲う棋風で、宇宙流と呼ばれています。そのような例えではなく、本当に宇宙で対戦した記録があります。
その対戦は、平成8年、スペースシャトル「エンデバー」船内で打たれました。
対戦したのは、宇宙飛行士ダニエル・バリー氏と若田光一氏。バリー氏は日本棋院二段、若田氏は日本棋院初段。いい勝負だったでしょう。残念ながら棋譜は残っていないようです。(段位については、「段級位」、「囲碁九品」を参照)
無重力空間では、碁盤も碁石も宙に浮いて、通常の対局ができません。そこで、紙製の碁盤にシールを貼る方法で打たれたようです。
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