囲碁にまつわる言葉(ね)
2023/8/28
「本因坊戦縮小」
本因坊の名跡は、江戸時代、将軍家の手厚い保護を受けた囲碁の名門である棋院四家の筆頭が名乗っていたが、明治維新を経て、日本棋院に譲渡されることになった。
1939年から、タイトル戦としての本因坊戦が生まれた。七大棋戦の中で唯一戦前に創設された。七大棋戦は、新聞各社が主催しており、新聞不況が波及したものと思われる。
本因坊戦を主催してきた毎日新聞社の発表によると、次のように縮小されると言う。(朝日新聞平成5年4月7日の記事による)
・2日制の7番勝負を、1日制の5番勝負へ。
(会場費、人件費、食費等の節約を図ったと思われる。)
・挑戦者決定システムを、リーグ戦からトーナメントへ。
(対局料等の節約を図ったものと思われる。)
・優勝賞金は、2800万円から850万円へ。
(そのものズバリの節約である。)
本因坊道策