囲碁にまつわる言葉(は)
2023/3/10
「国民栄誉賞」
国民栄誉賞表彰規程には目的を「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったものについて、その栄誉を讃えること」と規定されている。
野球の王貞治さんから始まって、現在27人と1団体に栄誉賞が授与されている。他に、辞退者が4人ある。
サッカーなでしこジャパン、大相撲力士、格闘技者、最近ではフィギュアスケート選手、車椅子テニス選手と、運動選手及び関係者が圧倒的に多い。音楽・演劇関係者も少数いるが、運動関係に大きく偏重している。授与者である歴代の総理大臣の国民栄誉に対する見識に大いに疑問を呈したいところである。
そんな中でも、ほんのちょっぴり救われることもある。囲碁棋士にも受賞者がいるのだ。井山裕太さんである。7大棋戦のタイトルを独占するという快挙を2度も成し遂げた現在の最強棋士である。(囲碁にまつわる言葉V[7大棋戦])を参照していただきたい。
将棋の羽生善治さんも永世7冠を達成しており、井山さんと同時受賞している。2018年2月13日に、授与された。