囲碁にまつわる言葉(ほ) - 横浜市退職小学校長会

囲碁にまつわる言葉(ほ)

2023/3/30
囲碁同好会事業部のアイキャッチ画像

「碁キチ」

 

囲碁に夢中になり、入れ込んでいる人のことを、昔から「碁キチ」と言います。「キチ」は、囲碁に限らず、他のゲームでも使われてきました。「将キチ」「雀キチ」等。そう言えば、矢口高雄作「釣りキチ三平」という漫画もありましたね。韓国、台湾、イタリアでも出版されました。野沢雅子さんが三平役で、アニメも作られました。自動車に夢中になる人は「カーキチ」。人間は何にでも夢中になれるようです。

 

「キチ」の元になった言葉は、現代では使うのが躊躇われる死語になりつつあります。ですから、「パソキチ」「スマホキチ」とは言いませんね。同じような意味で、「バカ」が使われてきました。やまさき十三作、北見けんいち画の「釣りバカ日誌」が有名です。西田敏行主演の映画が何本も作られました。「バカ」は「キチ」ほど躊躇いを感じずに使えますね。「親バカ」などは、微笑ましい感じすら覚えます。

 

「キチ」や「バカ」に代わって、夢中になる様子を表す言葉として、「オタク」が使われだしたのは、何十年前からでしょう。「電車オタク」「ゲームオタク」「昆虫オタク」。人間は、いつの時代も何にでも夢中にになれるようです。

 

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