囲碁にまつわる言葉(ロ)
2024/9/16
世界棋戦
日本には、前に紹介した七大棋戦等、タイトル戦が様々ある。これらに挑戦できるのは、日本棋院、関西棋院所属棋士である。所属していれば国籍は問わない。現在も、中国、韓国、台湾、アメリカ等の国籍の棋士が日本で活躍している。中でも、呉清源、林海峰、趙治勲等の天才は、来日して才能を開花させ、一時代を築いた。
一方世界には、他国へも門戸を開いている棋戦も数多くある。
LG杯(朝鮮日報・3億ウオン)、春蘭杯(中国囲棋協会・15万ドル)
応氏杯(応昌基金会・40万ドル)、農心杯(韓国棋院・5億ウオン)
三星杯(中央日報・3億ウオン)、テレビアジア、トヨタ杯、富士通杯等々
1990年代までは、日本の棋士がこれらの棋戦で、何度か優勝していた。ところがその後、中国、韓国の台頭が著しく、ここ何十年も、日本の棋士の優勝がない。
それもあってか、日本の囲碁人口は減少の一途をたどっている。年長者はいずれ現役を去る。新人は現れない(覚えようとする子供がいない)。このままでは、いずれは、保存会のようなもので、特別な人がひっそりと伝承していくようなものになるのではなかろうか。現に、本会の囲碁研修部も廃部の検討が現実味を帯びてきている。
決勝月 | LG杯 | WGCS | 爛柯杯 | 春蘭杯 | 国手山脈杯 | TVアジア | 応氏杯 | 百霊杯 | 三星火災杯 | 天府杯 | 新奥杯 | 夢百合杯 |
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2月 | 3月 | 6月 | 6月 | 7月 | 9月 | 8月-10月 | 9月-12月 | 12月 | 12月 | 12月 | 12月-1月 | |
2013 | 時越 | 陳耀烨 | 井山裕太 | 范廷鈺 | 唐韋星 | 羋昱廷 | ||||||
2014 | 柁嘉熹 | – | 李世乭 | – | 柯洁 | 金志錫 | – | |||||
2015 | 朴廷桓 | 古力 | 李世乭 | – | – | 柯潔 | 柯潔 | |||||
2016 | 姜東潤 | – | 李欽誠 | 唐韋星 | 陳耀燁 | 柯潔 | – | |||||
2017 | 党毅飞 | 朴廷桓 | 檀嘯 | – | – | 辜梓豪 | 柯潔 | 朴廷桓 | ||||
2018 | 謝爾豪 | 朴廷桓 | – | 朴廷桓 | 金志錫 | – | 柯潔 | 柯潔 | 陳耀燁 | – | ||
2019 | 楊鼎新 | 朴廷桓 | 朴廷桓 | 陳耀燁 | 申眞諝 | – | 唐韋星 | – | ||||
2020 | 申眞諝 | – | – | – | (決待つ) | 柯潔 | – | |||||
2021 | 申旻埈 | 申眞諝 | 卞相壹 | – | – | 朴廷桓 | 羋昱廷 | |||||
2022 | 申眞諝 | – | 申眞諝 | – | – | 申眞諝 | – | |||||
2023 | 丁浩 | 辜梓豪 | 卞相壹 |