囲碁にまつわる言葉(C)
2021/10/22
「琴棋書画(きんきしょが)」
古い中国の 言葉。文人・士大夫の嗜みを表す言葉。楽器の琴、囲碁、書、絵画の四つを指し、四芸と言われました。子弟には幼い頃から親しませました。あくまでも教養としての技芸を目指し、職業的、金銭的目的を極端に嫌ったようです。芸を生業とするのではなく、高尚な趣味として楽しんだのです。琴の家元、囲碁の名人、書道家、画家等は、現代の日本では文化人として敬われます。ところが、四芸と言われた時代には敬うどころか、蔑まれたのです。