囲碁にまつわる言葉(E)
2021/10/30

「御城碁(おしろご)」
徳川家康が、碁打ちを御城に招き、観戦したことが始まりとされます。家康は碁、将棋の家元制度を作り、保護・育成を図りました。このことが、今日の囲碁の普及に役立ったと言えましょう。
吉宗の時代には年一回江戸城で御城碁が打たれるようになりました。対局日は家康の命日、11月17日と決められました。実際は下打ちと言って、予め老中や奉行の家で打って、それを、江戸城で将軍に見せることになっていました。
御城碁は、1861年までに、530局ほど打たれたそうです。
(参考資料:「学校囲碁指導員ガイドブック」 日本棋院)