囲碁にまつわる言葉(K) - 横浜市退職小学校長会

囲碁にまつわる言葉(K)

2021/12/17
囲碁同好会事業部のアイキャッチ画像

「耳赤の一手(みみあかのいって)」

1846年のこと、当時最高の実力者因碩(いんせき)と対戦の機会を与えられた

才能豊かな18歳の少年(後の本因坊秀策)の話です。

中盤まで因碩の優勢で勝負が進行します。ところが、長考の末127手目に放った少年の一手を見たある医者が、少年の勝ちを予言します。「127手目を見た因碩の耳が赤くなった。動揺して自信を失った証拠である。」と言ったのです。勝負は、医者の予言通り少年の勝ちとなります。

才能豊かな秀策は、後の囲碁界に多大な影響を与えます。そして、因碩戦の127手目は、「耳赤の一手」「耳赤の妙手」と今に伝えられています。ちなみに、囲碁研修部のアイキャッチ画像は、耳赤の一手の棋譜を借用しています。

 

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