囲碁にまつわる言葉(O) - 横浜市退職小学校長会

囲碁にまつわる言葉(O)

2022/1/13
囲碁同好会事業部のアイキャッチ画像

「日向蛤(ひゅうがはまぐり)」

囲碁の白石は、木製であった。蛤を使うようになったのは、17世紀後半からと言われている。

明治初期、桑名の蛤を材料に、大阪の業者が市場を席巻した。桑名の蛤が枯渇してくると、日向産のチョウセンハマグリが注目を集める。材料となる蛤は死後数十年から数百年経過した半化石を使う。硬度が高く肌理が細かく他と比べて厚みがあり、「日向蛤」として、人気が高い。

碁石作りは、大正時代には、大阪の農家の副業であった。大阪で修行を積んだ日向の職人が碁石作りを担うようになった。今では、伝統工芸士4人を数える、日向市の地場産業となっている。

しかし、チョウセンハマグリも枯渇し、今はメキシコ産の貝を輸入して製造している。

 

 

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