囲碁にまつわる言葉(R)
2022/2/6
碁会所(ごかいしょ)
部屋に囲碁の用具が何組か用意されている。有料(席料と言い、1000円程度)で客同士で打たせてくれる。個人で行っても、経営者が適当な相手を紹介してくれる。碁会所の経営者は席亭と呼ばれ、客の力量や打ち方の傾向を把握して、マッチングを考える。マッチングが巧みであれば、気分よく対戦でき、その碁会所のリピーターが多くなる。多くの席亭はそこそこの棋力を備えており、客の相手や指導もしてくれる。それが出来ない席亭は、別に指導・指南役のスタッフを雇っていることもある。
碁会所内で、棋力を段級位や持ち点でランク付けしているところが多い。相手のランクを見れば、どういう条件で打てばよいか分かる。白を持つか、黒を持つか、ハンデはどれだけか。
半日とか一日とか、長時間過ごす客が多いので、食事や飲み物を提供するところもある。
碁会所ではないが、地域の公的施設(コミュニティハウス、地区センター等)で、囲碁用具を置いているところがある。ほとんどが無料かワンコイン程度で、席料を工面できにくい高齢者に利用者が多い。いつでも誰でも利用できるシステムのところもあれば、条件を付けて貸し出すシステムのところもある。同好の仲間を募り、部屋と用具の貸し出しを受けてサークル活動をしている人たちがいる。町内会で運営しているサークルもある。
ちなみに、我が囲碁研修部は、東小学校コミュニティハウスと横浜市教育会館を利用して活動をしている。
碁会所の様子