囲碁にまつわる言葉(s)
2022/11/22

「最年少記録」
将棋の藤井聡太さんが、将棋棋士の様々な最年少記録を更新、樹立しています。囲碁界ではどうでしょう。
仲邑菫(なかむらすみれ)さんというプロ棋士の女性がいます。プロ棋士になるためには、厳しい試験をクリアして、対局にも勝ち上がらなければなりません。そうしてプロになれるのは毎年6名だけ。仲邑さんは、これとは別の枠で、プロ棋士になりました。新設された「英才特別採用推薦棋士」の条件に叶い、2019年4月に、10歳0ヶ月でプロ棋士になりました。プロ入段の最年少記録です。
仲邑さんは現在二段、2022年6月6日に、プロ100勝(52敗)目を達成しました。13歳3ヶ月でした。これも最年少記録です。それまでは、名誉名人、25世本因坊の称号を持つ趙治勲さんの15歳11ヶ月が記録でした。女性には女性しか参加できない棋戦がありますから、単純に比較はできないのですが、まあ、記録更新としておきましょう。
男性では、芝野虎丸さんがいます。19歳11ヶ月で名人位を獲得しました。名人位の最年少記録です。これにより自動的に最年少九段位にもなりました。
囲碁には七代棋戦ほか、たくさんのタイトルがあります。それぞれに最年少記録がありますから、数えればきりがありません。
この記事を書いている最中に、仲邑さんの記録が破られました。8月の18日の読売新聞に、大阪市の小学校3年生藤田怜央さんが、英才特別採用試験に合格し、9月1日付で入段(プロ入り)することになったという記事が載りました。9歳4か月での入段は、仲邑さんの記録を抜いて、国内最年少になります。
仲邑菫さん
(註:このブログは、8月に書いていますから、公開する頃には、段位、タイトルその他に変動があるかもしれません。)