囲碁にまつわる言葉(S)
2022/2/13
「ネット碁(ねっとご)」
インターネットを使って、囲碁の対戦をすること。多くは、運営するサーバーを介して行う。有料と、無料の運営がある。
サーバーにアクセスした者同士を、自動的にマッチングしてくれる。また、アクセスしている者を指名して対局を申し込むこともできる。何回か対局を繰り返しているうちに、勝敗のデータから、サーバー内の棋力ランキングを判定してくれる。サーバーによって、段級位を指定したり、持ち点を付加したりと、方法は異なる。
公開するのは、ハンドルネームだけなので、登録者の個人情報は全く分からない。国籍・性別・年齢・住所など、知らない相手と対戦するわけである。そのため、運営上のプログラムが粗雑だと、マナー違反や反則が起こりやすい。自分の死に石を生き返らせて、相手の活きている石を死に石にする。形勢が悪くなると、投了(負けを通告すること)を告げずに退席する。勝負に関係ない手を次から次と打って、無駄な時間を費やす。匿名をいいことに、このようなことをする人もいる。
ほとんどのサーバーは、チャット(互いに短文で会話をすること)の機能を用意している。挨拶やお礼などを書き込んで、互いに気持ちよく対局できる。これとても、罵詈雑言や皮肉を書き込む人もいるが。