囲碁にまつわる言葉(v)
2022/12/29

連碁(れんご)
複数の打ち手が、二手に分かれて打つ碁の対戦のこと。一手ずつ(数手ずつの場合もある)、入れ替わり、順番に打っていく。大人数だと、一手しか打てないことも考えられる。打ち手は、誰とも相談してはならない。(初めから相談しながら打つのは、「相談碁」と呼ばれ、連碁とは別の方式としてある。)
自分の前の打ち手が、自分の考えていたのと同じ手を打ってくれれば、打ちやすいかもしれない。
これから先の見通しが一致しているからである。思いもかけない手を打たれると、その手の意味を
理解することから、始めなければならない。更に、相手の打つ手も自分の見通しどおりとは限らない。一人で打つのとは違った思考を働かせて対戦しなければならない。どちらにしろ、遊びの要素が強い方式である。
新年の打ち初め、披露会、追善会等で打たれてきた。正月のテレビ番組で、晴れ着姿の女流棋士を交えて打つ様子が放送されることが多い。