囲碁にまつわる言葉(w)
2023/1/10

「持碁(じご)」「和局」
対局が終了し、互いの領地の目を数える。白と黒の目数が、全く同じになる場合がある。このような状態を持碁(じご、ジゴ)という。昔は引き分けで勝負なしであったが、現在では白の勝ちである。なぜなら、先に打つ黒の方が有利であるとされ、白に6目半のハンデが与えられているからである。
「半」という数は、実際には存在しない。同数(=持碁)になった場合でも勝敗を決める為に考え出された方策である。「持碁は白の半目(はんもく)勝ち」とするのである。黒が勝つためには、白より7目多くの領地を獲得しなければならない。反対に白が勝つためには、領地の差を6目以内に止めなければならない。両者の勝敗は碁盤の上には現れない半目の差をめぐって争われるのである。
因みに、持碁のことを中国語では「和局」と表すという。