囲碁にまつわる言葉(j)
2022/8/20

「棋譜(きふ)」
囲碁の対戦の様子を記録したものを、棋譜と呼びます。碁盤を模した紙面に打たれた順番に番号を書いてあるものです。特にプロの棋士にとっては、棋譜は貴重な教科書になります。先人の残した棋譜を、盤上に並べる方法で勉強をします。一手一手石を置きながら、打ち手の心情や息づかいまで感じ取ることができるようです。
人類最古の棋譜は、碁の起源中国の三国時代のものが残っています。日本最古の棋譜として残っているのは、僧日蓮と弟子の対局です。しかし、本物との確証はないようです。
棋譜は、以前は手書きをしていたのですが、今はパソコンに入力する方法が多用されるようになりました。手書きより間違いが少ない、再現がしやすい、印刷がきれいにできる、データ保存が簡単等の利便性から、活用されているようです。