囲碁にまつわる言葉(o)
2022/10/11

「幽玄の間(ゆうげんのま)」
昭和46年東京都千代田区五番町に日本棋院会館が新築されました。それを記念して、文豪川端康成氏が「深奥幽玄(しんのうゆうげん)」と揮毫されました。奥深くて計り知れない趣があるという意味だそうです。書は、掛け軸に表装され、ある部屋の床の間に掲げられています。この部屋を、「幽玄の間」と呼んでいます。幽玄の間では、決勝戦など特別な対局が行われ、この部屋で対局できることは名誉なこととされています。
日本棋院の運営するネット対局サービスの名称にも「幽玄の間」が使われ、こちらの方に親しみを感じる人が多いかもしれません。