長く実施できないでいた囲碁研修部の活動が久しぶりに実施できました。

 

５月１９日（木）午前９時２０分。会場は、東小学校コミュニティハウス研修室Ｂ。テーブルも椅子も新調されていました。また、トイレも改修工事がされ、清潔感と温かみが感じられるものになっていました。

 

囲碁の用具は、退職小学校長会が代々受け継いできたもの。プラスチックの碁笥とガラスの碁石。そして合板の碁盤。決して高価な物ではありません。しかし、この用具で、部員は親睦を深め、棋力を向上させてきたのです。久しぶりに用具を卓上に設え、研修を始めました。２年余りのブランクがありますから、懐かしさを感じるとともに、再びスタートに立てたという感慨がこみ上げてきました。

 

集まった部員は、７０歳代から９０歳代までの６名。お互いの近況を紹介しながらなごやかに打ち進めました。今日までに地元のサークルやネットでの対戦をしてこなかった人がほとんどでした。しかし、みなさん久しぶりに石を持ったとは思えない手つき。中でも９０代のＹさんは、腕をしならせて石音高く相手の急所に打ち込みます。受けて立つ８０代前半のＭさんは、応手にたじたじ。囲碁は年齢に比例しません。体力には無関係です。充実した時間はあっという間に過ぎました。

 

コロナ感染対策で、９時半に始まった研修時間は片付け時間も含めて、１２時に終了しなくてはならないのです。通常は、和やかな昼食タイムを含めて、午後も研修を継続するのですが。ウィズコロナの現実を受け入れ、来月の再会を約束し、東小学校の坂を下りました。