基本テクニック講座① 「玉ボケで色彩を表現する」
6月7日の研修会の報告です。会場はいつものぴおシティ6階研修室、参加者は、講師を含め18名、9割の出席率、フォトさくらのメンバーの知的好奇心は旺盛です。
「玉ボケ」とは、ピントの合っていない部分にある光源の部分がまるっこい玉のように写ることをいいます。
上の写真は、テクニックに優れた会員が3月に谷戸山公園で撮影しました。ピントは餌を啄むヒヨドリに合っています。その周りの光の部分がシャボン玉のように写っています。でも、ここまでのテクニックが身についていない会員も少なくありません。
「玉ボケをねらって写真を撮りたい!」そんな会員の声を聴かれた講師の先生が講座を開いてくださいました。
当日の配布資料の一部を紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「玉ボケで色彩を表現する」
JPA 有賀由一
春夏秋冬いつの季節でも「玉ボケ」の撮影は可能です。特に初夏の新緑などの季節の新鮮な彩りは、画面内に玉ボケが入ると爽やかな気持ちになることがあります。撮影画面で玉ボケを作るテクニックを発見することです。自分の日で発見する事に意味があります。
1 画面内に小さな光源(光の反射)があることが条件となります。
2 主題と光源の距離を考えて撮ります。
3 望遠レンズを使って、主題を引き寄せると背景にボケができます。
4 玉ボケを主題とするか、またはさりげなく見せるかは、何を主題とするかによります。発想の転換をすることです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「自分の目でテクニックを発見することが写真をとる楽しみになります。自分の写真を撮ることが、個性のある写真になり、動きのある写真になります。」という講師の言葉に会員の目が輝きました。
↑ 講師が撮影した玉ボケのある写真に感嘆のつぶやきが四方から聞こえてきます!