市連退「教育講演会」で防災の意識を再び呼び起こす
2023/10/14
10月10日(火)に市連退「教育講演会」が社会福祉センターホールで開かれた.
講師は鷲山龍太郎氏で、現在「防災塾・だるま」の塾長。未来防災NET代表として、学校地域等で
防災教育普及活動を推進している。その活動の豊富なデータをもとに、映像やビデオ音声を駆使し、
1時間ほどの講演で、80名弱の参加者の感銘を受けた。
テーマ{関東大震災から百年の災害教訓を日々の生活に生かす」のもと、主な話の骨子は3つあった。
1 地を楽しむ~ブラタモリ的に風景、旅行を楽しみましょう~「さざれ石」が日本列島の誕生を表した遺跡である、私たちの地「関東平野」は、日本列島の裂け目(フォッサマグナ)である。丹沢の「化石サンゴ」が神奈川県の誕生を示している、関東地震の痕跡である。
2 横浜の関東大震災を知る~横浜震災遺構まち歩きのすすめ~
関東大震災は、小田原から房総沖へつながるフィリピン海プレートの境界型地震であった
横浜市域も壊滅し、2.6万人が死亡している、小学生の死者も903名もいた震災であった。
東日本大震災石巻大川小学校の教訓を未来に生かすには、学校を拠点にした防災のまちづくりが
大事であることを強く意識しよう。
3 人生100年時代の防災~いつまでも安全に、みんなで幸せに生きるには~
「「あ・し・た・に・じ」のキャッチフレーズで、防災の心得を再確認することが
これからは大事になっていくと思う」と、講演者自身の体験を話しながら、日々の備えが
肝心であることを語った。
講演を聞いた市P連のK副会長は、「大変参考になりました。学校を中心にした防災まちづくりが
大切であることが分かりました。持ち帰って皆に伝えたいと思います。」と感想を語っていた。