歩こう!!神奈川【歴史散歩】(見学会ブログNO1)
2021/11/10
◆◆◆ やって来ました『常立寺』藤沢市片瀬3-14-3 ◆◆◆
この寺は、鎌倉時代に元から遣わされた「国使・杜世忠ら」が斬首され葬られたところと伝えられています。五輪塔とは、密教がいう万物の地・水・火・風・空を、それぞれ方・円・三角・半月・宝珠の形に重ねて表したもので、平安後期に出現し鎌倉時代以降、主に供養塔や墓標として流行しました。常立寺の青い布で巻かれた五輪塔は、元寇・文永の役(1274年)の翌年、1275年に元より日本に降伏を迫るため遣わされ、鎌倉幕府の執権北条時宗の命により龍ノ口(片瀬川から腰越付近)で斬首された杜世忠ら国使の供養塔と伝えられています。その後、元は再度日本を襲撃(弘安の役、1281年)しましたが、前回同様に台風で多くの船・兵を失い退散しました。※青い布の意味:モンゴルでは「青い布」は英雄を意味する色と言われています。2005年にはモンゴル出身力士の朝青龍や白鳳ら、幕内・十両の力士たちがここを訪れています。
常立寺境内の六地蔵 曰く『マスクなし 我ら六口(無口)で 構い無し』
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