歩こう!!神奈川 【横浜山手散歩】(見学会ブログNO 9 ) - 横浜市退職小学校長会

歩こう!!神奈川 【横浜山手散歩】(見学会ブログNO 9 ) 

2024/10/10

 『 横浜 山手の散歩道 連載 9 』 

【横浜山手資料館】・・横浜外国人墓地の向かい側に素敵な佇まいの洋館があります。これが「横浜山手資料館」です。薄緑色を基調とした壁に赤いアクセントが入った洋館で、この資料館は、1909(明治42)年に建てられた市内に残る唯一の「和洋折衷住宅木造西洋館」です。館内には、チャールズ・ワーグマンのポンチ絵、ジェラールの西洋瓦など、文明開化の往時をしのばせる展示品など、横浜が居留地だった頃から関東大震災に至るまでの横浜や山手に関する資料が展示されています。資料館の前庭はバラ園となっていて、季節には美しいバラをめでることができます。〈横浜市歴史的建造物指定 中区山手町247(山手十番館庭内)開館:11時から16時 休館は月曜日(但し、祝日の場合は翌日)アクセス:みなとみらい線「元町中華街駅」6番出口(アメリカ山公園口)から徒歩6分

【横浜山手聖公会】・・資料館を出てすぐその先に足を進めると、横浜市街を一望するように中世の古城を思わせる聖堂が見えてきます。こちらが「横浜山手聖公会」です。元々は、横浜開港により横浜居留地(現在の関内地区付近)に住む聖公会外国人信徒のための「クライスト・チャーチ」として出発しました。《1863(文久3)年、横浜居留地105番が初代教会堂となります》 2代目の聖堂は、1901(明治34)年、現在地に完成しました。鹿鳴館や御茶ノ水のニコライ堂を設計したイギリス人建築家コンドルによって建てられた煉瓦造りの聖堂でした。ところが、1923(大正12)年の関東大震災によって崩壊してしまいました。3代目の聖堂は、1931(昭和6)年、アメリカ人建築家モーガンによって建てられました。ところが1945(昭和20)年5月29日、あの横浜大急襲によって、聖堂内部は焼失してしまいます。1947(昭和22)年ようやくのこと、修復工事が完了して日本人会衆を対象とした現在の聖公会になりました。2005(平成17)年には放火に遭いながらも、再度復興して昔の聖堂の姿を堅持しています。

※ モーガンは、ベーリック・ホールも設計しています。

※次回、ブログは10月25日頃、更新します。

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