歩こう!!神奈川 【横浜歴史散歩】(見学会ブログNO6) - 横浜市退職小学校長会

歩こう!!神奈川 【横浜歴史散歩】(見学会ブログNO6) 

2023/11/25

連載 『 港~横浜 歴史をたどる散歩道 連載 ➅ 』 

【外国人居留地があった横浜・関内】神奈川芸術劇場(NHK横浜放送会館)をグルリ一周すると、そこは山下居留地遺跡の一部があったことに気付きます。大桟橋通りから元町中華街に至る場所一帯は、横浜開港期に国内最大の外国人居留地でした。2007(平成19)年に、関内地区初の本格的遺跡発掘によって、国内最大規模の外国人居留地がその姿の一端を現しました。遺構の一部を手掛かりに行き交う馬車や飛び交う外国語など、当時横浜に住んでいた外国人たちの喧騒を思い浮かべることができそうです。

【横浜外国人居留地とは?】横浜の外国人居留地は、山下(関内)地区及び山手地区にあり、特に山下町一帯は日本の近代化に大きな役割を果たした外国商館が多く建設されました。本格的発掘によって、明治時代の地番~48番地、54番地、55番地と53番地及び駿河町通りの一部に該当することがわかりました。ここで発見された遺構は関東大震災の瓦礫層の下に埋もれていました。遺構の多くは今の地表面から約1m下で発見されました。建物は移り変わりが激しかったようで、様々な建物の基礎が発見されています。幕末期の建物は木造建築で、1866(慶応2)年の大火を契機に耐火構造に優れた切石積や煉瓦積の建物に建て替えられていった様子がわかります。・・・「山下居留地発掘時写真参照(神奈川芸術劇場東側に展示されています)」

※上記写真及び解説は、神奈川芸術劇場東側の展示写真・解説資料をもとに作成しました。

次号 ブログNO.7 は 12月10日頃を予定しています。

戻る