歩こう!!神奈川 【横浜歴史散歩】(見学会ブログNO7)
2023/12/10
連載 『 港~横浜 歴史をたどる散歩道 連載 ➆ 』
【続 山下居留地】神奈川芸術劇場(NHK横浜放送会館)の裏手に、写真(上)のような「山下居留地48番館」が残っています。48番館は山下居留地遺跡の一部です。その解説板によると『横浜最古の洋風建築物。創建から大正15年までモリソン商会の建物として用いられていた。関東大震災で、当初の2階建てが平屋となり、平面規模も6割に縮小されている。石灰製の目地を持つフランス積で、設計尺度はメートル法が用いられている。北側主入口のアーチ上部に創建時と見なされるキーストーンが置かれている。所在地:中区山下町54、構造・規模:煉瓦造、建築年代:明治16年(1883)、指定・認定:神奈川県指定重要文化財~平成13年(2001)2月、設計・施工:不明』と、記されています。
さらに、別の解説には『48番地の主な商館はイギリス系商社であるモリソン商会などがあります。当初のフレーザー商会は、J.P.モリソン氏が共同経者となりモリソン&フレーザー商会を経て、モリソン商会となっています。茶の輸出のほか、鉱山業で需要のあったダイナマイトなども輸入しています。』
写真(下)は、モリソン商会、明治16年(1883年)当初の建物の図(「日本繪人商人録」横浜開港資料館所蔵)
※上記写真は《編集者が撮影》解説は《神奈川芸術劇場東側の解説資料をもとに作成》
次号 ブログNO.8 は 12月25日頃を予定しています。