歩こう!!神奈川 【見学会 第1回 ご案内】
【横浜再発見ゆるり散歩 旧外国人居留地区 〜震災から100年の復興物語を辿る〜】今年度、見学会第1回は、旧外国人居留地区~震災から100年復興史跡を辿ります。
- 日時・集合は、10月4日(金)9:30 みなとみらい線・日本大通駅の改札口(1ヶ所です) 以下「担当者の下検分概要」から、参加を希望される方は、是非ご参加ください。
〇主な見学ポイントは・・・・
(1)旧露亜銀行(写真上;関東大震災直後の写真、画面中央に露亜銀行の建物が残っています)
(2)旧横浜居留地48番館(写真中;NHK横浜放送会館そば、当時モリソンの事務所兼住宅でした)
(3)ホテル「ニューグランド」(写真下;震災後、官民一体となって復興基金を募り、今に至っています)
※他に、旧横浜居留地遺構展示場所や旧英国七番館(現戸田平和祈念館)氷川丸などを見て回ります。オプションで、中華街の歴史を辿りつつ、会食を共にしたいと計画しています。《 見学会;担当者一同より 》
◎旧露亜銀行横浜支店とは:竣工1921(大正10)年、改築2011年、地上3階建て、横浜市指定有形文化財、戦後進駐軍も使用。現在は結婚式場「ラ・バンク・ド・ロア」。レンガ造りから鉄筋コンクリート造りへと変る過渡期の建造物。
◎旧横浜居留地48番館とは:48番館は歩いていると見過ごしてしまいそうな佇まい。横浜最古の洋風建築物の遺構。神奈川県指定重要文化財。そもそも、居留地とは外国人の居住や事業場所として指定された地域。横浜居留地は、今の関内、日本大通り、山下町付近に「旧横浜居留地」、山手地区に「山手居留地」(本ブログ連載中)がありました。〈1899年廃止〉48番館は1883(明治16)年に建てられ、紅茶やダイナマイトなどを取引していた商人モリソンの事務所兼住宅として用いられました。元々は大きな建物でしたが、関東大震災によって2階部分が壊れ、後の復興事業により建物の一部がなくなってしまいました。
◎ホテル ニューグランドとは:開業は1927(昭和2)年。大正12年の大震災で壊滅的打撃を受けた横浜は、当時の横浜市長発案で「復興会」が結成されました。近くにあり震災で倒壊した「グランドホテル」の名を受けたと言われています。〈諸説アリ〉現在の本館は、震災後、復興のシンボルとも言われました。このホテルは、皇族やイギリス王族、喜劇王チャップリンや野球選手ベーブ・ルースなども宿泊しました。敗戦直後には、マッカーサー元帥が厚木から直行し宿泊、その後、占領軍将校宿舎として接収されました。厨房からはナポリタン、ドリア、プリンアラモードなどが生まれたことでも有名です。
※次回、ブログは9月25日頃、更新します。