歩こう!!神奈川 歴史散歩 2023年見学会ブログNO11
連載『鎌倉名越街道を歩く~今年のブログは鎌倉(南東)方面です~』
今年の見学会(1回目)は、9月19日(火)に鎌倉を予定しています。毎月2回(10日と25日更新)のブログ内容は『鎌倉名越街道を歩く』としました。今回は、予定の寺【日蓮宗・安国論寺】を紹介します。 写真は「南面窟、富士見台からの眺め、山門」
【日蓮宗・安国論寺とは?】当山は日蓮聖人松葉ケ谷(まつばがやつ)御小庵の霊跡です。御小庵の元となった岩窟(「御法窟」または「日蓮岩屋」という)が本堂の向かいにあります。この御法窟で日本国の安泰と人々の幸せを願って1260(文応元)年7月16日、前執権北条時頼に建白した『立正安国論』が執筆されました。翌8月27日に立正安国論に反感を持つ人々に庵が襲われました。これが、「松葉ケ谷の法難」といわれています。本堂の裏山に一時避難した「南面窟」があります。境内には四季折々の花や紅葉で彩られています。なかでも御小庵の傍らの山桜は、日蓮聖人の桜の枝が根づいたといわれ、「妙法桜」と呼ばれています。サザンカやカイドウと共に鎌倉市の天然記念物に指定されています。
【見どころ満載の安国論寺】山門をくぐり抜けて、右手に「手水舎」を見て、進行方向、正面に「本堂」があります。その本堂の右手前側、奥に「御小庵」さらに、その後方に「御法窟」(中には入れませんが、随分長い法窟だそうです)、その右隣に「熊王堂殿」、およそ100段の急階段を登りつめた所(大げさではなく、息が苦しくなります)に鎌倉市街地と海を見ることのできる「富士見台」があります。そこから、やや平坦な道を辿ると「平和の鐘」(鐘楼)、そして「南面窟」に辿り着きます。南面窟からは、別の道を足を滑らせないよう気を付けて降ると「日朗上人御荼毘所(日蓮上人の弟子日朗が荼毘に付された場所)」に着きます。墓地を一周した形で、再び本堂に到着します。全行程、健脚な方ならおよそ30~45分でしょうか。 ※次号で、安国論寺の詳細を紹介します。
【住所・アクセスは?】鎌倉市大町4-4-18 電話:0467-22-4825
9:00~16:30 拝観料は100円
【古都鎌倉 見学会 問い合わせや参加申込み】メール tsk-tour@yokohama-tsk.jp です。
- 連載『鎌倉名越街道を歩く』 次号NO12は、7月10日頃を予定しています。