歩こう!!神奈川 歴史散歩 2023年見学会ブログNO12 - 横浜市退職小学校長会

歩こう!!神奈川 歴史散歩 2023年見学会ブログNO12 

2023/7/10

連載『鎌倉名越街道を歩く~今年のブログは鎌倉(南東)方面です~』

今年の見学会(1回目)は、9月19日(火)に鎌倉を予定しています。毎月2回(10日と25日更新)のブログ内容は『鎌倉名越街道を歩く』としました。今回は、前回に続いて見学予定の寺【日蓮宗・安国論寺】を紹介します。

【安国論寺、その名の由来は?】安国論寺は1253(建長5)年安房国から鎌倉入りした日蓮聖人が草庵を結ばれた場所に創建されました。ここで国の安泰と人々の幸せを願い『立正安国論』を執筆されました。境内には日蓮聖人が草庵としてお住まいになり当山の元となった「御法窟」と呼ばれる岩窟があります。

【御小庵とは?(写真)】御小庵とはその奥にある「御法窟」への拝殿です。渡り廊下で繋がっていて御法窟に向かってお経を上げるためのお堂です。この御小庵は江戸時代末期に尾張徳川家の寄進によるもので総檜造りの立派なお堂です。(現在は非公開)

【御法窟とは?(写真)】御法窟は御小庵の奥にある岩屋で、この場所こそがかつて日蓮聖人がお住まいになった御草庵跡です。ここで、『立正安国論』も執筆されたと言われております。(御小庵同様、非公開)

【見どころ満載の安国論寺 (境内地図参照】】

では、その【『立正安国論』とは?】 「旅客来って嘆いて曰く。近年より近日に至るまで、天変・地夭(ちよう)・飢饉・疫れい、遍く天下に満ち、広く地上に蔓延る。・・・」現代風に言えば「旅人が来て嘆いて言う。近頃、地震・大風など天変地異が続き、飢饉が起こり、疫病が流行して、災難が天下に満ち、広く地上に蔓延っています。・・・」という意味でしょうか。何やら、今の世相にも当てはまるようではないですか。

【住所・アクセスは?】鎌倉市大町4-4-18 電話:0467-22-4825 

 9:00~16:30  拝観料は100円

【古都鎌倉 見学会 問い合わせや参加申込み】メール tsk-tour@yokohama-tsk.jp です。

  • 連載『鎌倉名越街道を歩く』 次号NO1は、7月25日頃を予定しています。
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