歩こう!!神奈川 歴史散歩 2023年見学会ブログNO15 - 横浜市退職小学校長会

歩こう!!神奈川 歴史散歩 2023年見学会ブログNO15

2023/8/25

 

連載『鎌倉名越街道を歩く(最終回)~鎌倉散策より~』

今回は、9月19日(火)実施予定の【古都 鎌倉 見学会】関連『鎌倉名越街道を歩く(最終回)』となります。万が一、台風など「荒天」の場合、予備日は9月21日(木)となります。次回からは、11月14日(火)実施予定の【横浜歴史散歩】関連『開港の地~わが横浜~再発見』を連載でお届けします。

【安国論寺~南面窟とは?】安国論寺裏山中腹に「南面窟」(見学時立ち寄ります)という場所があります(写真)。ここは、1260(文応元)年、日蓮聖人が松葉ケ谷 (※➀) の草庵を焼き討ちされた折、白猿に導かれて最初に避難された場所とされています。~この事件を、「松葉ケ谷法難(まつばがやつほうなん)」と言います。

【では、松葉ケ谷法難とは?】1254(建長6)年、鎌倉入りした日蓮聖人は、松葉ケ谷に草庵を建てました。日蓮は、鎌倉小町大路を中心に布教活動を行い、弟子には、後に日蓮六老僧 (※➁) を言われる日昭や日朗らがいました。1260年7月16日、日蓮は草庵で書き上げた『立正安国論』を北条時頼に提出します。これが、当時の武士や念仏教派の激しい反感をかい、同年8月7日夜、草庵は念仏教信徒らによって焼き討ちされ、日蓮はやむなく避難することになります。これが「松葉ケ谷法難」です。襲撃を企てたのは、北条重時、北条長時ら武士たちと念仏宗信徒ら(日蓮は法然の念仏教や禅宗などを禁じて法華経を正法とするよう説いていました)と言われています。

【松葉ケ谷 (※➀) の草庵の位置は不明?】実は、草庵の位置をめぐっては、明確な根拠がないため、何処にあったかは不明です。大町の妙法寺・安国論寺、材木座の長勝寺に草庵があったのではないかとされています。

【日蓮六老僧(※➁) とは?】日蓮宗で、日蓮が臨終のとき指名した6人の高弟を指します。日昭・日朗・日興・日向・日頂・日持のことです。ちなみに、日朗御荼毘所は安国論寺境内にあります。(見学時立ち寄ります)1320(元応2)年死去。日朗は出家得度したところ(安国論寺)で荼毘に付して欲しいと遺言を残したことから「日朗上人御荼毘所」が境内にあります。(写真)

【住所・アクセスは?】鎌倉駅東口バス乗り場から「名越経由逗子駅」行き・鎌31緑ヶ丘入口行き「名越」下車、徒歩約3分。 

【古都鎌倉 見学会 を 9月19日(火) 実施します。問い合わせなどは、メールでお願いします。】荒天の場合は、9月21日(木)となります。 メールは tsk-tour@yokohama-tsk.jp です。

  • 連載『開港の地~わが横浜~再発見』 次号NO1は、9月10日頃を予定しています。
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