歩こう!! 神奈川 【横浜に台場があった ブログ NO2】

連載:横浜に台場があった NO2 ・・・モノクロ写真:明治初期の頃の神奈川台場 後方左手に〈船留まりと台場〉を望む
初めに〈神奈川台場跡:上の図〉をご覧ください。開発が進んだ場所~現在のJR貨物・東高島駅や横浜市中央市場付近、京急東神奈川駅から10分ほどの所~ですが、3か所、台場跡を見ることができます。①前号で紹介した《星野町公園あたり》②今回紹介する《付近の道路沿い:石垣露出部分》と《神奈川台場公園》です。神奈川台場の設計は、勝海舟によるもので、羽を広げたコウモリのような形状をしていることから「蝙蝠台場(こうもりだいば)」とも呼ばれたそうです。・・・図の色塗り箇所は台場が築かれた頃の海岸線です。真ん中の〈船留まり〉は船の碇泊場所、東西の渡り道を通り、青と茶で表示された江戸湾に突き出した〈神奈川台場~砲台設置個所〉に向かうことができたのです。
《神奈川台場跡石碑と石垣露出部分の拡大;写真中及びその下》:国道15号線を横浜駅東口から東神奈川方面に辿ると、幸ヶ谷小学校近くに「滝の川」が流れています。信号のある「滝の橋」を渡り、海方向に歩いておよそ5分、住宅街の一角にあるのが、〈神奈川台場跡石碑〉その後ろに〈石垣露出部分〉を見ることができます。石垣は江戸城にも使われ耐火性、耐久性に優れた小松石が使われました。石碑から路地を曲がり数メートル辿ると〈神奈川台場公園〉に着きます。公園内には各所に解説図や文字解説が掲示されています。上記の〈神奈川台場跡:図〉の解説文によると、この位置は「西取渡り道(図では赤文字で現在地と表記)」と呼ばれていました。この位置は、船留まり※1の西側土手部分に当たりました。残念ながらここ〈神奈川台場公園※2〉の遺構は、完全に地下に埋まって見ることができません。神奈川台場公園は、周りに高いビル群が連なり、当時を思い起こすことができませんが、石碑や解説、石垣などからここに台場が築かれていたと想像することができました。
※1 船留まりとは、船が停泊できる場所。
※2「神奈川台場公園」:横浜開港150周年を記念して、2010(平成22)年リニューアルされました。