歩こう!! 神奈川 【2026年度 連載 山手散歩 ブログ NO1】
2026/4/10

横浜山手 シドモア桜その由来 みなとみらい線〈元町・中華街駅の元町口〉を上がった所、中村川に架かる谷戸橋脇に《シドモア桜》がある。その由来は、アメリカの首都ワシントンにあるポトマック河畔、桜の名所に関係する。1912(明治45)年、日本から贈られた約3千本の桜の苗木が植樹され、日米友好の象徴となった。この発案者が、紀行作家エリザ・シドモア女史(1856~1928)である。シドモアは兄が外交官として横浜市にあった総領事館に勤務していたことから、初来日(1884年頃)後、度々日本を訪問した。滞在中には、東京の墨田川で見た桜の美しさと桜を愛する日本人の姿に心打たれ、帰国後20年以上にわたってポトマック河畔を桜の名所にすることを提唱し続けた。旧知の間柄だった当時のタフト大統領夫人の賛同を得て、1912年に当時の東京市、尾崎行雄市長から日米友好の証しとして約3千本の桜の苗木が届けられた。それが、今のポトマック河畔の桜並木につながっている。
山手外人墓地、里帰りしたシドモア桜 山手の外国人墓地内に《シドモア女史の墓》がある。1991(平成3)年、ワシントンから里帰りした桜が、墓の片隅に植樹された。その後、接ぎ木で増やした桜が「シドモア桜」として女史ゆかりの地~神奈川、富山、岩手、石川など~約50か所に植樹され、美しい花を咲かせている。 ※谷戸橋脇の桜は、外国人墓地の里帰りシドモア桜から、穂木を取ってその苗木を作り植樹したもの。(桜の孫と言っていいかも知れない)
道案内・・・
- 山手外国人墓地《シドモアの墓》「元町・中華街駅」下車5分〈写真上:墓地内にあるシドモアの墓〉墓地内散策は土・日・祝日のみ
- 谷戸橋脇《シドモア桜》「元町・中華街駅」下車1分〈写真下:谷戸橋脇、交番前〉