第2回研修会(Iさんの生き方)
6月16日(第3木曜日)、本年度2回目の研修会の日です。ホームページにアクセスできない方のために、囲碁研修部ブログの記事をプリントアウトして、何部か持参しました。
東小コミュニティハウスの玄関には、すでにIさんが来ていらっしゃいました。さっそくブログ記事を渡しました。Iさんからは、矢継ぎ早の質問をいただきました。活字が見やすいね。どんなワープロを使っているのか。プリンターはどうしているのか。一つ一つに答えながら、スマホがあれば、ホームページにアクセスしてこの記事を読むことができることを伝えました。すると、Iさんはスマホを持っていらっしゃったのです。
「もうすぐガラ携がつかえなくなるから、早めに用意しておこうと思って」とのこと。Iさんはもうすぐ90歳。向上心の衰えはみられません。玄関先でアクセスの仕方をレクチュアしました。ヤフーの検索窓に「横浜市退職小学校長会」と入力して、検索ボタンを押すと、簡単にアクセスできました。スクロールすると、大久保会長の写真が出てきました。感動の声が上がりました。スクロールや拡大の仕方も説明しました。これを印刷するにはどうしたらいいか。プリンターとどうつなぐか。Iさんの質問は止まることなく続きます。
その後、研修室へ移動しました。わたしは、Iさんと対局することになりました。Iさんは、平凡な手を打ちません。工夫した手、新しく試してみたい手を選んで打ちます。若さの衰えが全くみられません。Iさんは、ふだんの生活ではほとんど碁石を持つ機会がないようです。しかし、このような打ち方を心がけることによって、棋力が衰えません。むしろ、向上しているのではと感じられる対局でした。勝負は、途中でわたしの「負けました」の宣言で終わりました。勝敗が決まっても
Iさんの研修は終わりません。「あのとき、こう打てばよかった。」「あの手はAかBか迷った。」と検討が続きます。対局の経過を正しく記憶されているのには感心します。
Iさんは、健康面でも努力を続けていらっしゃいます。バスを利用するときは、一停車場前で降りて歩きます。食事は三食自分で作ります。そう言えば、参加した5人の中で、一人だけ半袖姿でした。