読書休会中クイズNO12「文学史編4」

クイズは昭和時代に入りました。「年代も主人公も入ってないからさっぱり分かんない」とのお声もあり、すみませんでした。🤣
次の10問はどうでしょう。作品名を当ててください。今まで通り冒頭文です。戦争の影濃い昭和文学を感じてください。
ー問題ー
1,1930年発表 僕は、ベッドのかたわらの天使に向っていった。「蓄音機をかけてくれませんか?」この天使は・・
2,1934年発表 赤座は年中裸で磧で暮らした。人夫頭である関係から冬でも川場に出張っていて、小屋掛けの中で・・
3,1942年発表 文字の霊などというものが、一体、あるものか、どうか。アッシリヤ人は無数の精霊を知っている。・・
4,1947年発表 朝、食堂でスウプを一さじ、すっと吸ってお母さまが「あ」と幽かな叫び声をおあげになった。・・
5, 1949年発表 永いあいだ、私は自分が生まれたときの光景を見たことがあると言い張っていた。・・
6, 1954年発表 どういうわけか、僕は毎日せっせと身支度をととのえて、その防波堤に魚釣りに通っていたのだ。・・
7,1958年発表 グノー神父にとって、日曜日は決して聖なる主日ではなかった。六時半と九時の二回のミサの後は・・
8, 1962年発表 八月のある日、男が一人、行方不明になった。休暇を利用して、汽車で半日ばかり海岸に出掛けたきり・・
9,1963年発表 私は、今でも夜、爪を剪らない。私の故郷では、夜、爪を剪ると、親の死目に逢えないという迷信・・
10,1979年発表 「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」僕が大学生のころ・・
以上で、文学史クイズを終了します。ロシア文学に感じていた「不屈の良心」は幻想だったかと読み直さないと・・。
皆様、20日の文学散歩でお目にかかりましょう。どうぞお元気で!! 🤦♂️🤦♀️🤷♂️🤷♀️ー読書会広報部ー🤷♀️🤷♂️🤦♀️🤦♂️
ークイズの正解ー
1死の素描(堀辰雄) 2あにいもうと(室生犀星) 3文字禍(中島敦) 4斜陽(太宰治) 5仮面の告白(三島由紀夫)
6突堤にて(梅崎春生)7江口の里(有吉佐和子) 8砂の女(安部公房) 9霊柩車(瀬戸内寂聴) 10風の歌を聴け(村上春樹)
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