5月の読書会は元町文学散歩ー中島 敦文学碑ー - 横浜市退職小学校長会

5月の読書会は元町文学散歩ー中島 敦文学碑ー

2023/5/5

連休中は好天に恵まれ、皆様それぞれ楽しまれたことでしょう。遊びの時間は最高の贅沢。ジャブジャブと命の洗濯でした。さて、「読書と文学散歩の会」今年度1回目の散歩日が近付きました。お知らせ致します。

日時・集合地 5月19日(金) AM10時 元町・中華街駅6番出口エレベーター前

行程 10時05分出発☞ アメリカ山公園☞ 港の見える丘公園☞ 山手聖教会☞ベーリックホール☞ 中島 敦「山月記」碑(横浜学園元町幼稚園敷地)11時45分☞ 中華街「四五六菜館」ランチ12時30分☞ 聘珍樓茶寮☞ 解散

横浜山手の洋館では最大規模のベーリックホールは英国人ベリック氏邸宅として昭和5年に米国人モーガン技師によって建設、600坪の南欧スタイルです。一時期は聖ジョセフ・インターナショナルスクール寄宿舎として使用、平成13年に横浜市に寄贈されたクリーム色の洋館です。獅子頭の壁泉や床タイルが面白く2階の四つ葉模様の小窓が洒落てます。但し、残念、椅子が全部座れなくなっていました。建物は広く開放的なのにウイズコロナの社会環境は閉鎖的です。エリスマン邸でのお茶に代えてもいいですね。

中島敦は一昨年「文字禍」で出会いました。文字の呪いで書物で潰されてしまうアッシリアの博士が印象に残っています。「山月記」や「李陵」が代表作。明治42年(1909)5月5日生まれで33歳で亡くなった横浜ゆかりの作家です。汐汲坂にあった横浜高等女学校で国語・英語教師を勤めながら小説等を書き、死後に有名になったとのこと。文学碑は今、横浜学園元町幼稚園敷地内ですから、お子さんたちが園舎内に入る時間に見学します。博識で美意識の強い「中島敦先生」はどんな教師だったのでしょうか。ちなみに往年の大スター原節子は横浜学園出身で、渡辺はま子は音楽教師だったそうです。さすが横浜元町! 薔薇と洋館の町!中島敦は馴染めたのか少し心配になりました。当日、どうぞ教えて下さいませ。では19日にお会いできるのを楽しみにしております。初夏の風を感じながら歩きましょう。

◊♠♣♥♦◊♠♣♥♦ 読書会広報部 ◊♠♣♥♦◊♠♣♥♦

港の見える丘公園

 

 

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