囲碁にまつわる言葉(へ)
2023/4/10

「石の持ち方」
碁を打つとき、碁石はどのように持つのが正しいのでしょうか。答えはありません。但し、一回に持っていいのは1箇だけです。自分の手番で複数の石を同時に盤の上に置くことはできません。
これさえ守れば、どういう持ち方をしようが自由です。両手で持とうが、左右どちらで持とうが構いません。どの指を使っても良いし、全部の指を使ってもよいのです。
それでも、多くの棋士の持ち方には共通点があります。そして、それが美しいとされている持ち方です。
石を人差し指の爪と中指で挟む持ち方です。そのとき、手のひらを広げ、全部の指をピンと伸ばします。
この状態で、打ちたい箇所にパチンと石音高く打つ人もいれば、そっと静かに置く人もいます。
このように持って、
静かに、或いは、石音高く打ち下ろします。