7月読書会のお知らせ
朝すぐに30度に届く暑さが続く7月、読書会でいっとき酷暑を忘れましょう。
日時 7月28日(木)10時~11時45分
会場 青少年育成センター第1研修室
題材 中野重治詩集
作者紹介 中野重治
1912年(明治35)ー1979年(昭和54)福井県坂井市丸岡町生まれ。1919年金沢市第四高等学校文科乙類入学。8月に兄が勤務先の朝鮮で客死。在学中に短歌、詩、小説等を発表。友人とともに金沢在住の室生犀星を訪ね、師事する。1924年東京帝国大学文学部独文科入学。在学中に同人誌「裸像」や「驢馬」等を創刊。詩歌で注目される。一方でマルクス主義やプロレタリア文学運動に参加。1930年に女優の原泉と結婚。1931年に共産党に入党。検挙、投獄。1934年転向を条件に出獄。但し文学上では、抵抗し続け、1937年に執筆禁止処分。1945年終戦直後に共産党再入党。新日本文学会創立。1947年から3年間参議院議員(全国区)。1955年毎日出版文化賞受賞。 1960年読売文学賞受賞。1964年共産党を除名され「日本のこえ」設立。1967年「日本のこえ」離脱。1969年野間文芸賞受賞。1978年朝日賞受賞。1979年胆嚢癌にて死去。77歳。
小説家・詩人・評論家・政治家・・・複雑に見えますが、生き方は一貫していたのではないでしょうか。詩集の中では、人の哀しみ、寂しさへの愛情深いまなざしや涙があふれ出ています。時代への嘆きが強い怒りとなってほとばしります。人が人であるために、非道で凍るような無残さに立ち向かった詩人です。映画の「大魔神」みたいな(古い!)。皆様、7月28日にお会いしましょう。お元気で。
◊♠♣♥♦◊♠♣♥♦ 読書会広報部 ◊♠♣♥♦◊♠♣♥♦