8月読書会へのお誘い「雁の寺」水上勉作ー新潮文庫ー
2022/8/7

皆様、もう4回目ワクチン接種は終了ですか。8月の読書会は福井出身の作家第2弾、「水上勉」です。
9月文学旅行2日目の「若洲一滴文庫」の主人公であり、数年前の信濃文学旅行で訪ねた「無言館」の
館主窪島誠一郎氏の父に当たる人ですね。作品は直木賞受賞のベストセラー、文庫本で筑前竹人形と一緒に読めます。
一つの棺に死体が二つというのはシャーロックホームズ本にもあります。但し「雁の寺」は、内容の濃さと重さが、
深く陰鬱な世界に読み手を誘います。終末の文「むしり取られた母親雁のあともそのままである。」は少年僧慈念
の胸の底の暗黒? それにこんなに大胆に「お寺さん」の内情を描いて宗教界からの反発はなかった?
皆様の読後感をお待ちしています。
お詫び 初めに青空文庫を紹介いたしましたが、間違いです。掲載されていませんでした。ごめんなさい。
♠日時・会場 8月25日 午前10時~11時半 関内青少年育成センター第1研修室
検温、消毒、マスク着用をお願い致します。 ◊♠♣♥♦◊♠♣♥♦ 読書会広報部より ◊♠♣♥♦◊♠♣♥♦
ミニクイズ2つ
1「水上 勉」の本人が最終的に望んだ読み方は? Aみなかみ べん Bみずかみ つとむ Cみなかみ つとむ
2 作者自身が相国寺の瑞春院から出奔したのは何歳の時? A10歳 B11歳 C13歳
答え 1-B 2-C」
二柳描画 「渡雁」