囲碁にまつわる言葉(W)
2022/3/28

「棊子麺(きしめん)」
棊子(きし)とは碁石のことである。碁石のように丸い形をした布や家具のデザインを、古くから棊子柄(きしがら)と呼んでいた。碁石のような柄という意味である。
棊子麺の作り方は次のようにする。まず、小麦粉を練って平らにする。それを竹の筒でくり抜いて作る。こうしてできた食品は、碁石の白石のような丸い形をしている。そこで、棊子麺と呼ばれることになった。後に、今のように平らで細長く作られるようになっても、最初の頃の呼び名がそのまま残ったのである。
今の棊子麺
棊子柄