歩こう!! 神奈川 【横浜にある古墳 ブログ NO3】 - 横浜市退職小学校長会

歩こう!! 神奈川 【横浜にある古墳 ブログ NO3】

2025/12/10

  

連載:横浜の古墳巡り NO3 上矢部富士山古墳〈戸塚区〉画像は古墳図面〈一部分〉

上矢部富士山古墳は、墳丘の径25mほどの円墳です。瀬谷区三ツ境付近を源流とする阿久和川が柏尾川に合流する付近の丘陵上にあります。標高はおよそ50m、北東丘陵に「富士山 正福寺」があります。〈画像は正福寺側から撮影〉発掘調査は、上矢部町富士山古墳調査団により平成元年8月から翌年9月まで、数次にわたり断続的に行われました。墳丘は頂が大きく削られ、東側が崩れて元の形を保っていません。埋葬施設も残っていません。しかし、墳丘の西側から南側にかけて、幅2mほどの「周溝」とよばれる溝が掘られていて、墳丘の斜面から溝底にかけて多量の埴輪が掘り出されました。この古墳は、埴輪の特徴から西暦550年前後につくられ、この地域の有力者を埋葬したものと推定されます。掘り出された埴輪には、4体の盾持人物埴輪をはじめ、馬形埴輪、鳥形埴輪などの形象埴輪と20個体を超す円筒埴輪があります。〈画像は古墳から出土した各種埴輪〉盾持人物埴輪とは、いずれも半身像、手足の表現がありません。墳丘の西側に集中して出土しました。中央の埴輪の高さは80.7cmあります。盾に着けられた模様はそれぞれ違っています。両端の人物は、頭の頂きに棒状のものが付く庇のない帽子をかぶっています。

参考として「上矢部富士山古墳墳丘測量図と埴輪の分布」(埋蔵文化センター「埋文よこはま17号 平成20328日発行」を掲載しました。

道案内;「上矢部富士山古墳 戸塚区上矢部町33」 JR戸塚駅より バスターミナルより神奈中バス「弥生台駅行き」上矢部インター下車 古墳位置が見える「正福寺」まで 徒歩5

注意:但し、古墳の周りは柵があり立入ることができません。

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