歩こう!! 神奈川 【横浜にある古墳 ブログ】 - 横浜市退職小学校長会

歩こう!! 神奈川 【横浜にある古墳 ブログ】

2026/2/24

連載:横浜の古墳巡り NO7 港南区雑色杉本遺跡古墳・・・ 港南区笹下5丁目にある縄文時代から古墳時代にかけての複合遺跡です。笹下中央公園の地面に埋もれているため、解説看板〈画像下〉はありますがその姿をみることは出来ません。大岡川の源流である笹下川と日野川が合流する平野部〈京急上大岡駅や、市営地下鉄ブルーライン港南中央駅などがある付近〉に面した、標高60mほどの丘陵地で、笹下川の西側に面した台地状の尾根筋にあります。遺跡の範囲としては、この尾根筋の北縁で現在環状2号線が東西に走る付近から、南側の笹下中央公園と住宅地を含む、230m×150mほどの範囲が設定されています。

遺跡の発掘は・・・ 横浜市都市計画道路〈環状2号線〉建設にあたり、道路として削り落とされることになった遺跡範囲の北側部分が横浜市埋蔵文化センターによって発掘調査されました。1989、91年の調査と1995年調査の結果、縄文時代早期の遺構として落とし穴26基、竪穴住居跡1棟、石組炉1基、溝状遺構2条が発見され、縄文時代早期に発生したとみられる地割れの痕跡も見つかったとされます。遺物として縄文時代早期の土器片、石器(石斧など)、縄文中期の土器片、弥生時代後期の土器片などが出土しました。また一帯に、中世には笹下城が存在したと伝えられ、雑色杉本遺跡の範囲も城域に含まれるとされていたことから、第1回調査の際には城郭遺構の発見を中心として試掘が行われたようです。

現在は・・・〈現在、眼下を2号線が走っている⇒画像上〉   発掘された範囲は削り落とされ、環状2号線となって消滅しましたが、南側に隣接する笹下中央公園一帯では元の尾根が残っていて、未調査の縄文~古墳時代集落が地下に残されていると考えられます。また、同公園内に遺跡の説明板が立てられています。    〈画像下は現在の笹下中央公園の様子〉

    

 

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